親愛な日本の皆様へ 2003年クリスマス、2004年元旦
今年は、美奈と郁子がクリスマスの前後一週間、日本に行くことになった為、ニュースレターが遅れてしまいましたが、かえってそれが幸いとなり、私たちにとって嬉しいニュースをお届けすることができるようになりました。八月に郁子の父が転倒して脳挫傷をおこし、大学病院で手術を受けましたが、翌日、再び転倒し、出血した為、記憶が薄れ、手足が思うように動かせなくなりました。十一月から八王子の病院で看護を受けています。これまで、健康に恵まれ、頭がキレた人だっただけに、すっかり変わってしまった父に会うのは辛いことでした。それでも、時たま記憶が戻ることがあり、美奈と郁子が帰米する前日、父は、二人の牧師先生と母、そして郁子の友達の前で、イエス様を救い主として受け入れ、驚くほど敬虔な祈りを捧げることができました。主のお恵みにより、元日に父はクリスチャンとして、九十歳の誕生日を迎えます。長年、父が救われるように祈ってきましたので、この奇跡的な回心に感謝の気持ちで一杯です。郁子の母も1996年にアメリカの教会で洗礼を受け、クリスチャンになりました。
今年は恵真にとって楽しい年でした。ジャズダンスのクラスをとり始め、春にはショーに出ました。中学校の最終学年で、演劇の上級クラスに入り、ミュージカル、『南太平洋』で、脇役を演じました。夏には、二週間程の短い期間でしたが、日本の中学校へ体験入学しました。秋から、現地校の高校生になり、近くのクリスチャンスクールに通っています。学校の他に、バレー、ジャズダンス、オーケストラ、バイオリンのレッスン、土曜日の日本語補習校と忙しい毎日です。高校でも演劇のクラスを取り、クリスマスの劇で、マリア様の役を演じました。このところ、教会の高校のグループに積極的に参加しています。恵真は、来年も良い年であるように願っています。
今年は能亜にとって、とても充実した年でした。十二月に十八歳の誕生日を迎え、ノースゲイト高校で十二年生、高校最後の年になりました。学校でレベルの高いクラスを沢山とっている割には宿題が少ないので、高校四年の中で一番楽な年だそうです。今年はオーケストラに入りませんでしたが、バイオリンのレッスンは、まだ続けています。そしてサッカーの代わりに、学校の長距離陸上チームに加わりました。毎週行われる五キロ競走のための特訓が毎日あったので、この二ヶ月間、くたくたになって学校から帰ってきました。春になると短距離陸上が始まるので、能亜はもう特訓を始めています。学校ではクリスチャン・クラブの部長をしています。クリスチャン・クラブに興味のある方は、インターネットでhttp://www.christianclub.faithweb.comのサイトへどうぞ。三月に十一年間続けてきた日本語補習校を卒業しました。イースターの休暇中、メキシカリという奉仕活動にリーダーとして加わり、父親と共にメキシコの僻地に行きました。今年は、メリシカリの執行委員になったため、旅行の企画、準備に追われています。また、教会の高校生のグループのリーダーとして忙しい毎日を送っています。能亜は、いくつかの大学に入学申請をしましたが、十二月末、イリノイ州にあるクリスチャンスクールのウィートンカレッジから、入学許可の知らせを受け、喜んでいます。
この一年は、美奈にとって恵みの多い年でした。アメリカに戻った後、家から近いコミュニティカレッジで、大学編入に必要な一般教養科目である英語と数学を取り、音楽では、二つ,郁子と同じクラスになりました。学校に通いながら、バーンズ・アンド・ノーブルという本屋でアルバイトをしていましたが、夜が遅くなり、両親が心配するので辞めて勉強に専念することにしました。春には、音大のオーディションを受けにニューヨークに行きました。ニューヨークでは、バークレーの教会で、中学部のアドバイザーをされていたスーザン・ブレイディさんが、ご親切に泊めて下さり、コロンビア大学に留学中のロメシュさんと再会することが出来ました。六月下旬に恵真と一緒に日本に行き、一月あまり祖父母と過ごし、友達にも会った後、サンノゼ州立大学で声楽を専攻するため、八月に編入学しました。自宅から車で通うには時間がかかるので、サンノゼに近いクパティノという町に住んでいるリックのいとこの家に下宿させてもらっています。美奈は音楽の勉強をとても楽しんでいます。
郁子は、今年、サンフランシスコ補習校で三年生の担任になりました。秋から、ヘイワード州立大学で音楽の勉強を続けています。往復するだけで四時間程かかり、帰ると練習や宿題があって、一日がすぐに終ってしまいます。父の入院以来、体が弱いのに父の見舞いや雑用に追われ、これからは、すべて一人でやらなければならなくなった母の事が心配で、落ち着かない毎日です。
リックはアンティオックのカイザー・クリニックで小児科医の仕事を続けていますが、最近、アンティオック付近に若い家族が増えて、益々忙しくなりました。さらに、カイザーグループが全ての書類をコンピューターで処理するようになり、コンピューター関係の責任者としての仕事も加わって休む暇なし、といった状態です。春休みの間、教会の高校生のグループと一緒にメきシコへ行きました。そこで大工仕事をしたり、医者として健康管理に携わったりしました。リックの父は、秋に膝の手術をして、リハビリを続けた後、今は元気に歩けるようになりました。この写真は、夏に家族でヨセミテに旅行に行った時に、ミラーレイクで撮った写真です。
新年が、主の祝福豊かな日々でありますようにお祈り致します。
愛をこめて、 リック、郁子、美奈、能亜、恵真