2000年クリスマス、2001年元旦

 

親愛な日本の皆様へ

 

クリスマスと新年のご挨拶を申し上げます。

今年も主、イエス様の御誕生を祝う季節になり、美奈記者がトーマス家のニュースレターを、お届けします。 この一年、主が私達に多くのお恵みを下さったように、皆様にもお恵み豊かな年であったならば幸いです。我家にとって今年は、転機となる年でした。

まず、新世紀のお正月は、日本から孫達に会いに来た祖父母と一緒に祝いました。夏は、家族揃って日本で休暇を過ごし、日光へ行ったり、長い間、会っていなかった従姉妹達やはとこ達と久しぶりに会うことができました。八月末には、長いこと住み慣れたアメリカを離れ、日本の大学へ行くことになった美奈が、家族との別れを惜しみました。この時が来ることは、お互いに覚悟していましたが、いざ別れの日が来ると涙が止まりませんでした。郁子は、自分が昔、アメリカに発った時の親の気持ちが初めてわかったそうです。

秋には、多忙極まる能亜が、家から30キロ近く離れたバークレーの教会まで行くことが時間的に難しくなったため、、家の近くの教会を探すことになりました。十年以上もお世話になり、子供達や郁子の母が受洗した思い出深い教会を去ることは、寂しいことですが、それでも天なる父が、私達に合った教会を見つけてくださると信じています。

 

恵真は、11月で、11才になりました。お姉ちゃんが大学にいって寂しいと言っているわりには、めったに手紙を出しません。日本の漫画が大好きで、このところ暇さえあれば漫画を読んだり,描いたりしています。もっとも結構上手なので、美奈が、もし彼女の様に描けたら、同じことをしていたかもしれません。土曜日の補習校では、今五年生です。今年もウォルナットクリークの青少年のオーケストラ(YPSO)_でバイオリンを弾いています。六月に初めて一人で日本へ行き、例年より少し長く小学校に通い、あこがれの八ヶ岳林間学校にも参加させていただき、楽しい思い出ができました。9月から、フットヒル中学校へ入学しました。中学校で、ピアノとバイオリンとの両立は負担が多すぎるのでピアノは、やめることにしました。。この秋に、近くの演劇学校でコメディアクティングというクラスをとり、グループで台本を書いて寸劇を演じ、とても面白かったそうです。それでも一番の楽しみは、友達と遊ぶことです。

 

能亜は、12月で15才になり、忙しい毎日を送っています。今年もウォルナットクリークのオーケストラに入ってバイオリンを弾いています。春にはオーケストラと一緒に,クリスマス近くには、弦楽四重奏の一人としてカリフォルニアの首都のサクラメントの議事堂で演奏させていただきました。秋からは、バークレーのYPSOにも入ったので週に二日は、オーケストラの練習に行かなければなりません。九月からノースゲイト高校の一年になりました。高校では、ジュニアヴァーシィティというサッカーチームの一員として、毎日厳しい練習に明け暮れています。日本語補習校では、中学三年生です。忙しいスケジュールをこなしながら、限られた時間であっても友達との付き合いは大切にしています。でも遠い大学にいるお姉ちゃんにはイーメイルも、打てないほど忙しいのだそうです。〈美奈は文句を言うのが好きなだけです。)

 

美奈にとっても変化の多い年でした。歌は、まだ楽しく続けています。2月に教会のネットワーク合唱団と一緒に毎年恒例となったディナーショーで歌いました。3月には、11年通った土曜日の日本語補習校を卒業しました。やっと土曜日に自由な時間が持てるという気持ちはありましたが、何年も仲良く勉強したり遊んだ友達から離れるのは、寂しかったです。5月には、アメリカの高校で人気のあるプロムというダンスパーティーに出て楽しい思い出ができました。そして、6月にノースゲイト高校を卒業しました。9月から、東京にある国際基督教大学(ICU)に入学して、キャンパス内の寮に住んでいます。大学生活はとても楽しく、すべてが新鮮でアルバイトでさえ楽しく思えます。気に入った教会はまだ見つかりませんが、一緒に探せる友達に恵まれ、とても心強く思っています。

 

郁子は何年か通った聖書の学び(バイブルスタディフェローシップと呼ばれ、世界中にクラスがあります。)で、一区切りついたので、今年は、マムス、イン、タッチという母親の祈りのグループ二つに入りました。一つは、恵真の中学校のための祈りの会で、もう一つは、能亜の高校のための祈りの会です。この祈りの会で、学校の事、子供達の安全や健康、今、問題になっていることなど、母親が週一回集まって祈ります。そして秋からは、旧約聖書のクラスを聴講しています。難しいけれど学ぶことが多いクラスです。補習校では、二年生の担任をしています。生け花のクラスは、このところテーマを決めて生ける練習をしていて、アイデア豊かな人達の作品を見るのは、楽しいそうです。

 

リックはアンティオックのカイザーパーマネンテで小児科の仕事を続けています。仕事は多くなる一方で、最近は、ほとんど家のことができないのが、残念だそうです。それでも、毎週、早朝の祈りの会には、出ています。

 

犬のももは元気にしていますが、美奈がいなくなり、遊んでくれる人がいないためか、よく寝ています。夏前から飼い始めた鶏は人が好きで、台所の窓に飛び上がりツンツン突っついて注意を引こうとします。秋には、緑色の卵を生みました。飼い主に似て〈誰のことかな?)気まぐれで、いつも卵を生むわけではありません。亀のマロンは沢山食べて、どんどん大きくなっています。

 

今年のクリスマスは、家族が再会できるので楽しみです。美奈がアメリカに帰る日に、リックの両親もカリフォルニアに来て一緒にクリスマスを祝います。神様が、私達に素晴らしい友達を下さったことをいつも感謝しています。どうかお体に気をつけて、楽しい祝福豊かなクリスマスと新年をお迎えください。(この写真で美奈が着ている着物は、郁子が結婚式の披露宴で着たものです。)

 

愛をこめて、 リック、郁子、美奈、能亜、恵真